“美味しいコーヒー”って何だと思いますか?



昨今のコーヒーブームの勢いは留まることを知らず、日々進化しています。

中でもカフェは街中にある喫茶店から、スターバックスコーヒーなどのチェーン展開する形態へと進化し、その後サードウェーブと呼ばれるコーヒー豆の産地や農園の個性に着目したコーヒースタンドへ。最近では店舗内で焙煎まで行うロースターカフェも増え、コーヒーを味わう文化が益々生活に根付いてきました。

THE THEATRE TABLEのカフェラテ

コーヒー1つをとっても産地、農園、ブレンド、シングルオリジン、ロースター、バリスタ、豆の挽き目、抽出する器具、お湯の温度などなど組み合わせや選択肢が多種多様ですし、「美味しいコーヒーの淹れ方」をはじめ「オススメのカフェ」など情報も無限にあるせいか、“結局美味しいコーヒーって何なの?”と聞かれることがたまにあります。

これは個人的な見解ですが「答えはない」と思います。

大切なことは何が自分にとって「美味しい」と感じるかを知っていることではないでしょうか。

HORIZEN COFFEEでローストされた「新しい旅」というテーマのコーヒー豆。グァテマラのシティロースト。

学生時代からカフェが好きで、誰もが知る有名チェーン店や、地元密着型のカフェで働いた経験があり、今でも時間があればカフェ巡りをしている私ですが、コーヒーのスペシャリストというわけではありません。そんな私は幸運なことに、5年ほど前に衝撃的なコーヒーとの出会いがありました。

それは現代に溢れる様々なしがらみから解放された「1日に何杯でも飲めるコーヒー」というカテゴリーのドリップコーヒーでした。

コーヒーは熱湯とコーヒー豆がぶつかった時に苦みや酸味といった成分が抽出されるそうです。

そのロースターでは極力苦みや酸味を抑え、コーヒーの味をしっかり抽出する点滴ドリップという淹れ方をしており、香りは甘く、一口飲むとスッと身体に馴染む感覚、かつ舌にしっかりと感じるコーヒーは初めての体験でした。(ちなみにそのロースターとコーヒーはIFNi ROASTING & CO.のIFNi BLENDです)

そこで初めて「様々な個性を楽しむより、スッキリとして胃もたれしない、ただただ飲みやすいコーヒーが好きだったんだ」ということに気付いたのです。

どこどこの産地のとても希少な豆だとか、品評会で○○点を取っただとか、有名な誰それが淹れたとか、美味しいコーヒーたる基準はあるかもしれませんが、結局は自分に合うか合わないかが大切なのだと、私は思います。

インスタントのドリップパックだって、コンビニの100円コーヒーだって、自分に合えば最高のコーヒーとなります。

家で使う器具はKINTOのSLOW STYLE COFFEEシリーズ

家でコーヒーを淹れる時はインスタントのドリップパックや簡易なコーヒーマシンに頼りがちでしたが、点滴ドリップを知ってからはなるべく自分好みの粗さに豆を挽いて、点滴ドリップで淹れるようにしています。

時間のある休みの日しかできませんが・・・。

 

まずは自分の好みを知り、その中で色んな組み合わせを楽しみながら、自分にとっての“美味しいコーヒー”を見つけることができれば、これからの生活の中での彩りになることは間違いありません。

色々試してはいるけれど、なにが美味しいコーヒーかわからないなんて思わず、誰が何と言おうと、自分にとってこの味、この淹れ方が一番!という楽しみ方で良いのではないでしょうか。

誰と、どこで、どんな時に飲むかという要素も重要かもしれませんね。コーヒーの楽しみ方は無限大です。

 

写真・文 / maruo (machibitoライター)